経営者はなぜ山に登るのか?(陣馬山登山体験)

こんにちは。
セルフフラワリングの奥山あきひろです!

ぼくもはじめて聞きましたが、「経営者はみな山に登る」らしいです。

みなと言うのは言い過ぎだと思いますが(笑)、「経営者が進まなくてはいけない道」「山に登る」という行為に重なる部分があるから、多くの経営者が登山するのだと推測できます。

今日は、20年ぶりに登山した体験を通して、「経営とはなんぞや?」ということについて考えてみたいと思います!

乗り越える力を身に付ける

今回山登りで学んだことの一番目は、ダントツで乗り越える力を身に付けたということです。

リーダーである経営者は基本孤独で、自分との闘いなところがあります。

しかしどんな局面でも負けない力を自然に学ばせられます。

相模湖駅

今回登ったのは神奈川県にある陣馬山という山。

標高855mだと言いますが、初心者には見当が付きません(笑)

お隣の東京都内の登山の名所高尾山が599mということなので、比較してみると高い山なんだなというのは分かります。

今回経営者の友達に誘われて山に登ることになったのですが、はじめは楽チンな高尾山にしようということで集まりました。

でも集まってみると、「どうせならもう少しハードな陣馬山にしない?」ということになって、JR中央線のお隣の駅相模湖で下車することになりました。

そのはじめの選択が大成功につながりました!

与瀬神社

街道沿いを歩いて行くと、セブンイレブンが見えてきました。

ここでおやつなど必要なものを買っていきます。

ちなみに友達に前情報を聞いていたので、弁当(といっても玄米と塩とごま)と水(1.5ℓ)は持参していました。

草餅とカリントウを購入し、山に入ります。

すぐさま慈眼寺という心がうるうるするようなお寺さんと、お隣に長い階段の与瀬神社という古そうな神社が見えてきます。

神仏習合の時代を思わせてくれます。

ここでもう感動の嵐!

こんなところがあるとは!と一期一会に感謝をしますが、まだここは山の入口です。

陣馬山へ

祀られているヤマトタケルさまにご挨拶してから、入山。

はじめはさすがに急な登り道が続きます。

すぐにTシャツ一枚になり、汗の匂いが気になりながら、ひたすら登ります。

「はじめてなのに、よく付いてこれるね」と言われて初めて気づいたのですが、ぼくは仕事場が駅から遠い関係と、仕事でビル内をいったりきたりすることがあって、毎日一万歩近く歩くのです。

それがここにきて功を奏しました(笑)

それがなかったらデスクワークばかりで鍛えられておらず、へたばってたと思います。

厳しい上り坂を登り終えると、やがて平坦な道に入り、会話をしながら進みます。

この「人生楽ありゃ苦もあるさ」的なところが、とても人生と似ています。

友達がエヴァンゲリオンの男の子の口癖「逃げちゃだめだ」を繰り返していましたが(笑)、ここを乗り切れるかどうかで成功まで突き通せるかどうかが決まります。

そしてきついところを越えると、自然のマイナスイオンと涼しい風とカリントウが祝福してくれます。

明王峠

何度か起伏を繰り返しながら、ひたすら登ること約2時間。

明王峠という合流地点に着きました!

ここからはハイキングコースの人もたくさんいて、すれ違う人が倍増します。

最後「あともう少し」という言葉を聞いた後が大変でした(汗)

たぶん頭でゴールを想定してしまい、もう少しだと無意識に張っていた緊張を解いてしまったのでしょう。

「まだか、まだか」と地獄のように感じてしまいました(笑)

ここら辺も経営の学ぶところで、思ってる以上のところにゴールを設定していた方が良さそうです。

「一年で結果が出るよ」と言われて始めたとして、一年で思うような結果が出てなかったらモチベーション切れしてしまいかねません。

一年がゴールなら、一年半や二年を想定して走り出すのがいいなと思いました。

陣馬山頂上

そしてとうとう頂上に到着!

さすがにへたばって、頂上の景色を見るとすぐにごはんタイムに入りました。

ガスでお湯を沸かせる道具を持ってきて、カップラーメンを楽しんでいる人が多数います。

ぼくらはここでしか食べれないらしいシャーベットをいただき、昼寝してしまう前に下山を開始しました。

友達は帰りは余裕だと言っていましたが、ぼくはどうかなと思っていました。

予想通り、帰りはなかなかの試練が待ち受けていました!

自分の強みと弱みを認識する

下山を開始するとすぐに、山登りの棒を持ってる人が楽チンに見え、自然の木の枝で棒になるものを探しました。

まるで聖書に出てくるモーゼのよう(笑)

この棒がぼくが弱いバランス感を支えてくれることになりました!

再び明王峠

帰りは昼過ぎということもあるのか、ほとんど人がいませんでした。

ここで早めの草餅を食べて休憩します。

上でマップをもらっていたので、行きと違いだいたいの現在地が把握できます。

しかし帰りは「こんなとこ通ったっけな?」という風景に何度も遭遇します(笑)

行きはなんだかんだ気を張っていて見えなかったところも、帰りは余裕ができてよく見えます。

もうすぐな気がして棒を捨ててしまうと、なんとまだまだで、第二代目の棒、第三代目の棒と探しました。

友達は早く行かないとへたばるとのことで、先に行ってしまいました。

ぼくはマイペースで下りて行きますが、話し相手がいなくなったということと、登山靴ではない普通の運動靴ということもあって、とても大変なことになります。

一回こけて、さらに最後の急坂は、木につかまりながらなんとか下りました。

山に洗礼を受けた感じです(笑)

再び与瀬神社

神社に着くと、70代くらいのおばさんが一人で登り終え、お参りをしていたので話しかけました。

よく分からないけど、かなり遠くから来たとのこと。

ルートは違えど、自分の道を登り終えた達成感を味わいながら別れました。

足はがくがくで、階段を下りるのも一苦労。

「決してあきらめない」自分の強みと、「バランス力」が弱いということを実感しました。

弱みは違うものでカバーしていけばいいし、強みはそのまま生かせます!

達成感を味わう

そしてセブンに着き、缶ビールを二本飲みました

これがうまかった!!

緊急事態宣言で飲みにいけないのもあって、学生の頃のように外飲みです♪

頂上ではまだ余裕があったのでここまでの満喫感は得られませんでしたが、最後のハードなところを乗り越えた後の祝福はたまりません!

そして経営者のお話に結び付けると、この達成感があるからこそ、また次の目標に向かって走っていけるのだろうと思いました。

ぼくはまだ独立すらもできていませんが、こうやって一つ一つ山を登るように目標を達成していき、いずれ山の頂上に辿りつくんだろうなとイメージしました。

とういうことで、今回は陣馬山登山体験のレポートでした!