こんにちは。
セルフフラワリングの奥山あきひろです!
このブログは、自己実現するために必要な知識・体験について発信しています。
前回は「マズローの欲求五段階説」を通して、人間が五つの段階を踏みながら、段階的に成長していく様子を見ていきました。
今回はわたしたちの目の前に展開されているこの現実について、どのような法則性があって起きているのかを考察していこうと思います。
そのことを知ることによって得られるメリットは、 ズバリ変な期待に振り回されてブレることが少なくなるということです。
- 目の前に起きている現実についてよりよく知りたい方
- 思い通りにならない現実と格闘して悩んでいる方
に是非読んでいただきたい内容になっています。
目次
「良いことを考えれば良いことが起きる」の仕組み

人はそれぞれ様々な価値観を持って生きています。
大きくわかりやすく分けると、楽観主義(人生というものは楽しいものだ)という価値観と、悲観主義(人生は苦に満ちている)という価値観があります。
よく引き寄せの法則で、良いことを考えれば良いことが起きる、悪いことを考えれば悪いことが起きると言われます。
それもそうだとは思うのですが、もっと深くつっこんで言うと、自分にとって都合の悪い出来事が起きたとしても、それを受け入れた上で、それに動じずよりよい選択(正しい選択)ができるということだと思います。
だからこそ良いループが起きてきて、良いことを考えれば良いことが起きる、というところに辿りつくのだと思います。
一方、物事を自分の都合の良い方向に考えるという意味での楽観主義は、なかなかうまくいかないものです。
楽天といっても、様々なことを体験しつくした大人が語る楽天と、目の前の現実と向き合わず、理想的なことばかり考えている楽天とは意味が違います。
ぼくも恥ずかしながら、現実から逃げてることにも気づかず、都合よく適当に物事を考えてた時期は、後になってとても痛い目にあいました(汗)
人間というものは「快」を求めて「不快」を避けるのが自然な生き物です。
人間だけでなく、動物含め基本的に自然はそうできているのでしょう。
だけれど、わたしたちの現実には必ず「不快」なことが起きてきて、苦しみます。
お釈迦さまが言ったように、世の中は「一切皆苦」で、ほんの少し苦を感じていない時にだけ、楽を感じていると錯覚するようなものなのでしょう。
「楽しいことだけ起きればいいのに」「一年中休日だったらいいのに」と思うのが、普通の人間の望みなのかもしれません。
でもそうは問屋が卸さないので、人間さまざまな苦しみに見舞われます。
一番人が振り回されるのが、自分自身の期待なのだと思います。
「本当はこうなるはずなのに、こうならない」という、勝手に決めた「こうなるはず」に振り回されてしまうのです。
でもみんな深いところでは、現実を動かしている法則って、そう都合がいいものではないことが分かってるんだと思います。
子供の頃は自分中心に宇宙が回ってると思っていても、思春期ぐらいには普通に外の世界を観察していれば、そうではないことが分かってきます。
しかしそこを認めてしまうとかなり都合が悪いので、自分の幻想にしがみつきます。
そして自分の期待に振り回されながら、「うまくいくはず」⇒「うまくいかない」⇒それぞれ特有の考え方のループをし続けるのだと思います。
目の前に起きる現実は、成長のために必然的なことが起きている

今日紹介したいのは「目の前に起きる現実は、成長のための必然が起きている」という物の見方です。
今まで見てきたような楽観主義や悲観主義とか、もっと細かいそれぞれ特有の世界観があって、それを投影する形で現実が起きているのは確かにそうだと思います。
しかしそのもっと奥に、心理学的にいうと、集合的無意識のレベルに、宇宙の法則性のような仕組みがあるのだと思います。
その宇宙の法則が、「自分を幸せにしてくれるために現実は起きてきてくれている」のではない、ということはだいたい分かっていただけたのではないかと思います。
何か月か前になるのですが、ぼくはyoutubeの白坂慎太郎さんという、お金のことや自己啓発のことを発信されている方のチャンネルが好きで聞いていました。
なぜか口調が怒ってるようなところがある人で、好き嫌いが分かれると思いますが(汗)、ぼくは彼の言うことがすごく理に叶っていることを言ってくれるので、重宝してよく聞かせてもらっています。
その中で今回の「目の前に起きる現実は、成長のための必然が起きている」のだということを語られていました。
それを聞いたときに、ぼくの中でカチッと「その通り」だと、今まで学んできたことや、経験してきたことがつながって、腑に落ちることができました。
先に言ったように、人間は「快を求めて不快を避ける」のが自然なのに、その反対の不自然に感じることが実際には世の中に起きています。
この宇宙には二つの方向性があって、その相反する要素がぶつかりあいながら、さらに大きなレベルへと進化しているのだと思います。
ぼくはこういう時「サムンググレート」みたいな大きなものとつなげてしまいがちなのですが(笑)、
もっと現実レベルで言っても、人は若い頃は反対物質に溢れていて、ぶつかりあいながら育っていきます。
ちゃんとぶつかり合って成長していくと、角が取れて矛盾することも受け入れていけるようになり、より広い人格へとレベルアップするものだと思います。
大人になってもとても器が小さく、自己中心的に感じる方も多いですが(笑)、そのような方はちゃんと嫌なことにも向き合って、「必要な手順」を踏まなかったのかもしれません。
宇宙が無限に膨張しつづけているように、人の意識も同じように、成長し広がり続けているのだと思います。
結論この目の前に起きている現実は、自分を幸せにしてくれるために起きてるのではなく、人を成長させるために必要なことが起きているということです。
たとえ自分(自我)が嫌だともがいても、自分よりも遥かに大きな流れなので、方向性は止められるものではありません。
これを受け入れられるようになると、かなり楽になるし、逆に良い方向に物事がいくのでおすすめです。
会社の人間関係と向き合うことによって起きた嬉しいかったこと

とは言いつつも、まだまだぼくも現実と格闘して向き合っています。
今の会社で働き出して丸四年になるのですが、どちらかがやめなければずっとメンバー固定の二人だけしか必要ないチームで働いています。
ぼくはリーダーさんとなかなか価値観・相性が合わず、一苦労でした。
向こうもまた同じだと思いますが。。
しかも僕が一番弱い「感情的に熱くなる」性質を相手が持っており、しかも彼の地雷がどこにあるのか全く予想ができず、うっかり踏んでキレられ、こっちも反撃するけど、立場が弱いので結局負けて、悔しいけれど、どこにも吐き出すところがなく、みたいな負のループの中でなんとか働いてきました。
まさに不快な現実です(笑)
その結果、時に激しくぶつかりながらも、はじめに比べればかなり良好な関係に発展してきたと思います!
やめたい気持ちもありましたが、どうせ今やめても独立してやれるレベルに至ってないし、また違う会社に移っても、また会社という狭い関係性の中で、何らかの人間関係の問題に陥ることは目に見えていました。
そこでなんとか踏ん張って、あまり思わしくない現実も向き合ってきました。
初めは(絶対こいつは変わらないだろう)と思っていたのですが、相手も(ぼくがブーブー言うので)かなりアンガーマネジメントの努力をしてくれてるみたいです。
その努力してくれてる姿勢も、申し訳なくもあり、でもそこは理不尽な怒りをまき散らされるのも、こちらも死活問題なので、ある意味とても嬉しいことです。
ぼくの方も相手の至らないところを見る癖に気づき、そこではなく「どのようにチームを、そして会社を、そして社会を良い方向に向かっていけることができるのか」を基準に考えることができるようになってきました。
まだ「卒業」には至っていないのでまだ、バトルは起こってくることと思われますが(汗)、それでもこの四年に起きてきてくれたことは、自分の成長のために必然的に起きてくれたことだと思い、感謝しています。
相手にとってもそうだと思いますが。
そして本当にぼくの精神が卒業レベルになった時、不思議と物事はうまく回りだし、卒業になるのではないかと思っています。
まとめ
今回は「目の前の現実は、成長のための必然が起きている」というものの見方について考えてみました。
次回は今回とつながりますが、世界の三大幸福論の一つである「アランの幸福論」についてみていこうと思います。
今日もお読みいただきまして、ありがとうございます!