こんにちは。
セルフフラワリングの奥山あきひろです!
みなさんは、自分のコントロールできない感情のことで、悩んだことありませんか?
感情の中でも特に厄介なのは、怒りの感情ですよね。
ぼくは前のブログでも書かせてもらいましたが、本当にある状況になると怒りが出てきて困っていて、今がチャンスということで向き合っています。
今日はまた新しいアドラーの本を借りてきたのでこちらの紹介と、なぜアドラーは感情がコントロールできると言っているか、について学んでみようと思います。
みなさんのアンガーマネジメントの役に立てれば光栄です^^
目次
感情はコントロールできるのか?
今回紹介するのはこの本です↓
感情を整えるアドラーの教え
著者/岩井俊憲
前回と同じくアドラー心理学を教える機関『ヒューマンギルド』の代表の方ですね。
アドラーの心理学の大きなキーワードの一つに『自己決定性』というのがあります。
人は過去にあった出来事や、育ってきた環境が原因になって、自分や人生が決められてると考えたくなる生き物だと思いますが、そうではなく、すべては自分が決定して決めているということですね。
そこの立ち位置に立って、初めて物事を自分で責任を持ってコントロールすることができるようになります。
人間にとって負の感情というものは、非常に厄介なもので、コントロールしたくてもなかなかできないという意見が大半だと思います。
しかしアドラーは明確に「感情はコントロールできる」「人は自らの選択で感情を使う」とおっしゃっています。
この本では感情をいっしょくたにせずに、三つの種類に分けるとよいと言っていています。
- 感覚的感情(センサリー・フィーリング)
- 気分(ムード)
- 情動(エモーション)
そのうちで自らの力でコントロールできるのは、なんと3番目の情動だというのです。
一番取扱い注意な感じがしますけど。。
なぜかと言うと、情動というのはその情動を向けている相手役がいること、そしてなんらかしら達成したい目的があるからだと言っています。
今回のぼくの例で言うと、自分に激しく感情をぶつけてくるリーダーという相手役がいて、なんらかのぼくの目的があるから、怒りの感情が出るのだと思います。
一体ぼくにはどんな目的があるのでしょうか??

人はなぜ怒るのか?
そして次に、なぜそもそも人は怒るのか、というところに入ります。
ぼくが一緒に働いているリーダーは、ぼくから見ると地雷を持っていて、うっかりそこから踏んでしまうと、火山の爆発のように、瞬間湯沸かし器のように、面白いくらい怒りが吹き出ます。
ここには一体どのような目的があるのでしょうか?
この本では四つの目的が紹介されています。
- 他者を支配する
- 主導権争いで優位に立つ
- 自己の権利擁護
- 正義感の発揮
なるほどねって感じですよね。
1番の「他者を支配する」は、自分より下の立場の人に対して発揮される感情だということです。
うちのリーダーが、ぼくに対して発露するものですよね。。
親が子供に「あれしなさい、これしなさい」というのもそうでしょう。
2番目は力が拮抗している状態で、主導権を握ろうとしている状態です。
ここでは夫婦喧嘩の例が紹介されてありました。
3番目の「自己権利擁護」はまさに僕です(汗)
自分のプライベートスペースに侵入してきて、仕事のやり方までああだこうだ言われるのが許せないのです。
どうすりゃいいんだろう?
どうしても入って来られると、怒りの感情が出てしまう。。
その時に出るぼくの怒りは、防衛本能的な強い怒りです。
自分が会社の人間関係において、弱者を演じている節があるかもしれません。
4の正義感の発揮は、両者同じだと思います。
リーダーはリーダーで自分が正しいと思ってるし、ぼくはぼくで何の共通認識もないのに、いきなりキレ出すのはありえないと思っています。
ぼくは共通認識をとても大切にする人なのですが、それはたぶんぼくのルールで、これもまた一つの正義感の発揮だと思います。
自責と他責のバランス
最後に自責と他責のバランス表というワークがあったので、やってみた結果をシェアしようと思います!
この本では、自責と他責のバランスは5:5がいいと言っています。
自分を責めすぎず、相手を責めすぎずですね。
ぼくの例でも、両者に問題がありますからね。
怒ってしまった出来事/PCのトラブルシューティングで、PCに詳しいリーダーに聞いたら、「なんでいつも俺に聞くんだ!自分で解決するようにならないと、いつになっても成長しない!」というような内容で突然キレられた。
どういう信念が働いたか/いつから聞いちゃいけないって決まったんだ?いつも聞いてるじゃないか?チームじゃないか?あなたはチームリーダーじゃないか?だいたいセキュリティ上ググって調べることもできないじゃないか?これからそういうチームにするんだったらはじめから言え。ネガティブに怒って言わないでも、冷静に内容伝えてくれりゃわかる。
考えられる一次感情/恐怖(いきなりキレるので本当に驚く。やめてほしい)
自責と他責の割合/20対80
今後似た場面でできること/まず「落ち着いてください」と落ち着いてもらう。(それくらいしか今は思いつかない)
気づいたこと/向こうはぼくがいろいろ聞いてくることが嫌だったんだろうな。もう我慢の限界まで来てたんだろうな。アンガーマネジメントできてないのはお互い様だな。
と思いました。
実際落ち着くことができれば、良好な関係が保てると思うんですけどね。
あの感情の発露は本当に怖くて、何度もやめてほしいと言ってるのですが、治してくれません。。
あと、ぼくも別の解決法を思いついたことにより、少し心が落ち着きました^^
ということで、今日はアドラー心理学、怒りの感情篇で、感情のコントロールはできる(訓練は必要だと思うが)について紹介してみました。
なかなか面白い本なので、怒りの感情に困ってる方は、是非読んでみてください。