【アドラー心理学】ヒューマンギルドのベーシック講座を受けての感想

こんにちは。セルフフラワリングの奥山あきひろです!

今年(2022年)1月に、とうとうアドラー心理学のベーシック講座を受けてくることができました^^

東京・神楽坂にあるアドラー心理学のある意味老舗である「ヒューマンギルド」に行ってきました。

今日はこの講座を受けてみての感想を書いてみようと思います!

人生の課題に向き合っていくための心理学

アドラー心理学は、精神的に病んでる方が回復するためというよりも、日常に生活ができているいわば健常者のための心理学ということです。

日常で普通に生活できていても、人は日々さまざまな課題・問題と直面しますよね?

アドラー心理学では、これを「ライフタスク」と言います。

そしてこのライフタスクと勇気を持って向き合っていくために、どのような見方や考え方をした方がより良いのかを提示するのが、アドラー心理学だと思っています。

アドラーが生きていた頃(第1次世界対戦前後)には、100年先を言ってる心理学と言われていたそうですが、100年経った今で ももやや先を行っているようにぼくは感じます。

「目的論」ひとつをとっても、「原因論」(過去にあった何かが原因で今こうなっている)で考えるよりも、目的論(未来にある目的から考える)で考えたほうが、有益であることが頭でわかっていても、どうしても慣れ親しんだ原因を使うほうが癖になっていて、自動的に選んでしまします。

たぶん人は「これが原因でこうなってる」と考える方が安心するし、原因のせいにできるから楽なのだと思います。

たとえそれが大きく見たときに不利益であったとしても。

本当の意味で幸福になっていくためには、やはり人間自体がバージョンアップしていくしかないと私は感じています。

ベーシック講座の環境

今回の講座は四日間で、1月8・9日、(2週間空いて)22・23日でした。

4日間連続で詰め込むのではなく、この2週間が空いてるところがとても優しいです!

きっと講座を運営されている中で、「間」が空いた方がより吸収が起き、学びが深まることをわかっておられるのだと思います。

その二週間の間にあった課題でも、大きな気づきがたくさんありました!

講座の前半2日間は、永藤かおるさん、後半2日間は岩井俊憲さんが教えてくれました。

どちらもとてもフレンドリーな感じで良かったです!

アドラー心理学は「縦の関係」ではなく、「横の関係」を推奨しますが、そのとおり上から教えるのではなく、横から一緒に学んでいくスタイルです。

一緒に学んだ仲間は今回は7人(コロナ禍で少ないみたいです)で、男性2人と女性5人。

いつもながら心に関心が強いのは女性だなと、いつも思わされます!

しかもアドラー心理学は、子育てと相性が良いということで、ママさんが多く来ていました。

その仲間たちと一緒にディスカッションしながら学ぶスタイルです。

劣等感や自己受容についての気づき

講座の内容はどこまで発信して良いのか確認していないのでできませんが、私自身の気づきを共有しようと思います!

いつもながら恥ずかしいコンプレックス的な内容も、平気で落とすとしてしまう癖があるのですが、今回も結構してしまいました。。

ちなみにアドラー心理学では、「劣等感」と「劣等コンプレックス」を明確に分けます。

劣等感は、主観的に誰かより劣っているという感覚で、誰にでもあるものだと言います。

アドラー自身、劣等感を乗り越えてきた人で、有益に使おうと思えばとても有益なものだし、人を成長させてくれます。

一方劣等コンプレックスは、変に歪んでしまっていて、「おれは〇〇だからどうせ無理だよ」とか、ライフタスクに取り組まない言い訳として使ってしまう場合です。

ぼくの強力な劣等コンプレックス(顔コン=顔が悪いから人を好きになれない)も、かなり劣等コンプレックスからただの劣等感にバージョンアップしつつありますが(笑)、次回のオープンカウンセリングに取り組んで卒業しようと思っておりますm(__)m

話を戻して、講座で起きた体験です。

共同体感覚について学んでいた時でした。

アドラー心理学では「共同体感覚」が大きなキーワードというかゴールになるのですが、これがなかなか感覚的なので、一言では表現できないようなものです。

その中でも特徴として「アットホーム感」というキーワードが出てきました。

講座も三日目の 終わりに近づいていたのですが、ぼくはなんとなくみんなこの社会で人と人のつながりを感じられず(特に会社という組織の中では)生きているのではないかを前提に、なんとなく代表として「この社会の中で、どういう考え方・見方をしていけばよいのですかね?」と先生に聞いてみました。

そしたら驚くような返答が!

みなさんに「ここではアットホーム感を感じられないの?」と言うようなことを聞かれました。

どうやらここまで社会の中で閉鎖感を感じているのはぼくだけであったようで、みなさん会社や家庭で居場所を感じてるような感じがありました。

ここで何て言えばいいのかわかりませんが、ぼく脳髄に蹴りを入れらて、一瞬何が起きてるのかわからなくなるようなカルチャーショックがありました!

この状態になると、あまり思考が働くならなくなって大変です(笑)

さらに場はぼくの人生相談みたいな方向に進んでしまい、「やめてよ!」と思いました。

なんかみんなできてるのに、自分だけできてないみたいな「恥ずかしい!」という劣等感が生まれました。

多分みなさんはそのような感じではなく、悩みを持ってる自分に一生懸命アドバイスをしてあげようと思ってくれたのだと思いますが、自分ではめちゃくちゃ恥ずかしかったし、やめてよって感じでした。

とにかくその日は終わって、帰りにラーメン食って帰って、一息つきました。

そして寝て、夜中に起きた時に気づきが!

少し話が飛ぶので、ついてきてもらえるのが難しいかもしれませんが、たとえば会社や他の場所で感覚が違う人や、味わいたくない自分の中から起きてくる感情を人前で出してしまった時に、自分が次に同じようなことが起きないように防衛策をしていることに気づきました。

今回の例でいえば、自分が「恥ずかしい」という感情を感じた時に(もちろんこれは主観的なもので、他の人はそう感じていないことが多いと思いますが)、その時起きてしまったことは取り返しがつかないし仕方ないけれど、次また起きてほしくないから、もうこの場では「自分の個人的なこと話すことはやめよう」と防衛策を取るのです。

また一緒のテーブルにいた人からは「頑張って!」と言われ、恥ずかしさを通り越して、あきれとか、怒りとか、あきらめのような感情も交わり合っていましたが、このような時によくやってしまう防衛策は、「わたしの感覚」と「あなたの感覚」が違うことを、言葉を使って違うことを証明しようとするのです。

今回はそれをしませんでしたが、今見えているのは、そのような時に「ただ受け止めてあげればいいんだな」ということです。

まだ消化しきれてないので、うまく説明できなくてすみません。

でもなんか、自分のパターンの克服と、新しい関係性の構築が少し見えてきた感じです!

そしてさらに話が飛びますが、講座でも習った「自己肯定」と「自己受容」の違い。

自己肯定は「できている自分を肯定している」ことで、これは自分の自信があるところだし、人に見せられるところなので、なんなくできます。

一方、自己受容は、「できていないところも含めて自分を受け入れる」ことです。

これはできているようで、なかなか難しいことだと思います。

ニュアンスも「本当は嫌だけど仕方ないよ」という感じではなく、「あるがままに受け入れる」という感じだと思います。

しかしこの自己受容ができればできるほど、人は器が大きくなっていくんだと思います。

書いていて、泣きそうになってきました(笑)

心というのは、本当に自分自身に愛されるのを望んでいるのだと思います。

誰かに何かを言われて反応してしまうところに、何らかの劣等コンプレックスがあって、克服というと嫌な言い方ですが、そのコンプレックスをただの劣等感に変えていくには、この自己受容がカギになると思っています。

人の心は本当に複雑です。

しかしいろいろ絡まり合ってるものがほどけていけばいくほど、「嫌われる勇気」で言っているように世界はシンプルになるのだと思いました。

なかなかまとまってなくて申し訳ないのですが、これが今回最大の気づきでした。

この後また大きい変化が起きてきたのですが、長くなったのでまた時間を見つけて書きます♪

まとめ

このような感じで、四日間があっという間に過ぎ去っていったのですが、さらっと流れていってしまったことがほとんどなので、復習していかないともったいないと感じています。

もらった資料もクリアファイルを買って閉じるなど、普段自分がやらないようなことをやっています(笑)

というのもやっぱりアドラーのカウンセリングの資格を取って、人の役に立ちたいからです。

この思いは本当に強くなっているのですが、アドラーが言っているように、人は共同体の中で貢献できる存在になることを、とても求めてるだと思います!

今でも貢献していないわけではないのですが、自分が一生をかけて取り組んでいる心のことで、癒し、救い、そして自分の足で立って歩けることを喜び、分かち合いたいのです!

そしてより良い世の中を創っていくこと、これがぼくの最大の望みです。

まだ始まったばかりのアドラー心理学の学びですが、これからも発信していきますね♪

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