秋葉大祭/福厳寺(小牧市)2022!加持祈祷や火渡り神事の感想から見どころまで!

2022年12月3日土曜日。

愛知県小牧市にある福厳寺で行なわれた『あきば大祭』なる素晴らしい祭りに参加してきました!

今日はこのあきば大祭に行ったレポートを書いてみようと思います。

このあきば大祭は540年もの伝統があるお祭りということで、中でもクライマックスに行なわれる『火渡り神事』は、今の時代に本当に大きな火を燃やして、その間を人々が渡るというここでしか体験できないような神事でした。

この祭りは現在は、毎年12月1週目の土曜日に開催されているということなので、
今年参加できなかった方も、ぜひ来年以降に参加されるととても良いと思います!

火渡り神事の意味について

この福厳寺の住職、大愚和尚さんは数年前からyoutubeで『一問一答』という番組をやられています。

全国に住む人たちから寄せられた「悩み」を聞いていただき、仏教的な観点で「処方箋」をもらえるという画期的な番組です!

わたしもこの番組を見て、何度号泣して、何度「なるほど!」という解決策を教えてもらったことか!

そしてわたしがわざわざ東京から遠征して参加した理由に、この火渡り神事についての大愚和尚さんの説明を聞いたからです。

仏教を本などからでも学んだ方は、必ず出てくる人間が持つ「三毒」

「貪・瞋・痴」という昔言葉のような聞きなれない単語で説明される三つの毒ですが、
現代風にいうと「欲望・怒り・無知」という三つの心の働きのことを表します。

欲望は、普通に人間として必要な欲ではなく、行き過ぎた貪りのような欲望。
怒りは、単なる怒りだけでなく、寂しさや悲しみ、羨ましいという思いや妬みも入るといいます。
無知は、この人生や人間や物事の本質・道理というものを理解できず、ただ闇雲に生きている人間の愚かさ。

誰にでも心の中にあり、反応してしまうことですよね。

ただそれを心に抱いていたままでは、苦しみから逃れられず、幸せになれませんよ、というのが仏の教え。

この「貪・瞋・痴」は、火のように焼き尽くす文字通りの「毒」であることを早く気づいて、
それらを心に感じたら離れるようにトレーニングしなさい、というのが教えです。

『火渡り神事』では、燃え盛る物理的な炎を渡ることによって、実際に心の火の恐ろしさを体感するという行事です。

わたしも特に「怒り」が強く、分かっていてもカッと反応してしまうことがあります。

これを体験することによって、少しでもこの「貪・瞋・痴」から離れることができるようになろうと、はるばる深夜バスで行って参加したわけなんです!

加持祈祷を受ける

東京から名古屋までは、深夜バスで約6時間半です

料金は時期によっても曜日によっても異なりますが、わたしは片道5千円、往復1万円でした。

今は女性一人でもサクッと行ける深夜バスですので、ぜひ参考になされてください♪

わたしは24時過ぎのバスに乗り、名古屋に着いたのが7時前でした。

それから軽く朝食にきしめんを食べ、スタバでPCを開いて作業した後に、福厳寺に向かいました!

名古屋から最寄り駅の春日井駅までは25分+バス15分で、待ち時間も合わせると1時間弱になります。

着いた時は、まだ祭りは始まっておらず、作務衣を着たスタッフの方が走り回っていました。

わたしは神社には行き慣れていますが、お寺には行き慣れておらず、どうやって参拝すればいいか現地でググっていました(汗)

神社のようにパンパンと拍手してはいけないんですね~。

思いっきりしている方もいましたが、、

加持祈祷(かじきとう)は、11時の会から15時の会まであったのですが、わたしは第一回目の11時の会に参加しました。

わたしは持病のアトピーが治るよう「病気平癒」でお願いしました。

こちらのご祈祷では、 秋葉真言を唱えていただくことによって、 三毒を沈めるための冷静な知恵と秋葉三尺坊の力を授かることができるとのことです。

一度数年前に東京のお寺で体験した、大々的に火を焚いて行なう祈祷をイメージしてしまっていたのですが、福厳寺の加持祈祷はそこまで大がかりなものではありませんでした。

が、とても厳粛で強いフィーリングを感じました。

実際受けている時よりも、終わってからの方が、何かを心に頂いた感が強かったです!

グルメ屋台や長い行列

昼はグルメ屋台やキッチンカーが多数出店を出していて、そこで食事やワークショップなどを開いていました。

こんな感じ↓

フリーマーケットみたいな雰囲気ですね。

わたしはカレーをいただき、カフェラテ飲んだり、プリンを食べたりしながら暇をつぶしました。

ただ一人で言ったので話し相手もいなく、ちょっと次の時間まで暇を持て余してしまいました。

そして14時半ころトイレに行ったら、早くも火渡り神事の列が並んでいるではないですか!!

慌てて並びましたが、スタートとなる『松明行列』が始まるのは16時半。

2時間も寒空の下並ぶことになり、始まった時は足がかじかんで大変なことになっていました汗

でもその間に前に並んでいた常連の方に話しかけて、祭りや大愚和尚が立ち上げた佛心宗のことも含め、
いろんな情報を聞けることができました!

北海道や地元愛知から来てる方など、普段お話できない方とお話ができてよかったです^^

火渡り神事が始まる

そしてとうとう暗くなりはじめたと同時に、「松明行列」なる火を秋葉三尺坊大権現にいただきにいくという
大々的な儀式が行われました。

そして大愚和尚の特別法話があったのですが、詳しい歴史や祭りの意義をあらかじめ説明していただくことによって、心が定まっていきます。

それから大きな火を焚き、はじめにお坊さんから火を渡っていきます。

その様子なのですが、残念ながらスマホをオフにするよう求められたため、写真は撮れませんでした。

どんな感じになるのか想像もしていなかったのですが、よく燃える葉を両側に置いて、そこに火を放ち、燃え上がる炎の間を、教えていただいた真言を唱えながら渡っていくのです!

はじめは服や手に持ってる紙袋に、火が燃え移るのではないのかと、ひやひやものでした。

しかし実際はしっかりと道草せず歩いていれば、燃え移らないものみたいです。

わたしが渡る番に来た時は、結構火も小さくなっていました。

とはいえ、轟轟と燃え盛る火を渡るのはなかなかすごい体験でした。

道の半分行ったところで、煙が目に入り、目が明かなくなり、半分目を閉じて渡りました。

よく転ばず歩けたと、振り返ると感心します。

渡った人は道なりにご本殿に参拝に行き、終了となります。

終わった時はすっかり真っ暗になり、バスに乗り、春日井駅から名古屋に戻りました。

まとめ

わたしの体験でよくあることなのですが、実際体感している時より、家路に戻ったときに強いフィーリングを感じることが多いです。

今回もそうで、翌朝西国分寺に着いたとき、なんとも言えない「太いお力添え」というか、
秋葉三尺坊大権現にいただいた強いお守りのような力が、体(背骨)に入った感じがしました。

いただいた木札は部屋に置いて、時々手を合わせて、この時を思い出そうと思います。

このようなスピリチュアルな体験は、うまく言葉にしづらいのですが、神仏のご加護というのは計り知れない力があると思います!

わたしはおそらく来年もこの神事に参加することになるだろうな、と予感しました。

以上、2022年のあきば大祭のレポートです!

みなさんも是非一度はこの神事に参加してみてください♪

もちろん人生は自分の手で切り開いていくものですが、そこに行くための人知を超えた力やご縁があるのではないかと、わたしは感じています。

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