【アドラー心理学】ヒューマンギルドのスマイルを受けての感想

今年2022年1月にアドラー心理学を学びに、ヒューマンギルドさんが主催する講座『ベーシック講座』に参加してきた旨を、前にブログで書きました。

そして5カ月後の6月に、ベーシック講座の応用編となる『SMILE』を受講してきました

今回もたくさん学びがありましたので、シェアさせていただこうと思います^^

今回も内容や、他の参加者の気づきなどには触れずに、わたしが受け取った印象と、気づきに絞らせていただきますね♪

アドラー心理学に興味を持っていたり、学ぼうとしている方の参考になりましたら嬉しいです!!

親子を中心にした人間関係を向上できる講座!

SMILEは、『全ての人間関係を良くし幸せな人生に! 』というテーマで、ベースとして親子の絆を深めるための講座でした。

今回コロナ禍ということもあると思うのですが、参加者はリーダーとサブリーダーを除いて3名。

少人数での開催でした。

しかしだからこそ、濃密に時間を取って、いろいろ話し合えたのではないかと思います!

実際に現役で小さかったり若いお子さんがいて、子育てに悩みながらも取り組んでいるお母さんや、

もう子育ては卒業したけれど、これからまた新しい学びに入られた方など、

さまざまな方と一緒に受講しました。

わたしが一番「大丈夫かな~」と思ったのが、独身40代の男性が行っても学びになるだろうか?という疑念です(汗)

浮いてしまう分には大丈夫ですが(笑)、せっかくお金を払っていくのですから、見当はずれだったらとても嫌ですもんね。

その疑念は、半分当たっていて、半分間違えていたというのが、正直な感想です。

親子関係のみならず、「すべての問題は人間関係」というように、結局はどの人間関係にも当てはまる内容なので、「なるほど!」と思う部分が多かったです。

ただ、たぶん実際に親子関係に直面している方の方が、より実際的な学びを得られるのではないかと思いました。

それでも、これから家庭を作っていく上での「予行練習」にはなったし、

「縦の関係性」ではなく、子供とも尊厳をベースにした「横の関係性」を作っていくこと、

それも「横の関係性」とイメージした時に出てくるようなものと完全イコールではなく、細やかにケースバイケースで学ぶことができました。

アドラー心理学のいいところは、概念的に「こう」という考え方があったとしても、

すべてのケースに当てはまる答えではないということを、あらかじめ理解していて、

ケースにあわせた柔軟な対応ができること。

たとえば「大丈夫!」という言葉にも、人によってだったり、ケースによってはポジティブにもネガティブにも受け取られるし、

命令口調はいけないといっても、これもまたケースバイケースだったりします。

そこをみんなでディスカッションしていくスタイルで進んでいったので、とてもよかったです!

わたしの気づきと学び⓵自分が悪いと思ったことを、反省できるようになったこと

それともう一つ、この「SMILE」には、毎週宿題が出るということです。

宿題といっても、堅苦しいものではなく、毎日課題に沿って一日を振り返り、気づきなどを紙に書くというものです。

本当に地道な作業で、特に何もない日もありましたが、これを書くことによって、本当に自分を俯瞰して見ることができるんです!

  1. 人生で出来事が起きて、〇〇と気づく
  2. それを紙に書くことことで、一段階客観視できる
  3. さらに人に話すことで、思ってなかったことまで気づき、新たなステップに行ける

という段階的な気づきが増して、本当にいいんですよね💛

たとえば今回わたしが気づいた例を共有しますね。

ある駅の前に「自転車は下りて、歩いてください」と書かれている歩行者専用とまではいきませんが、注意書きがされている通路があったんです。

わたしは面倒くさいと思い、漕ぐのではなく、「自転車にまたがって地面をキックしながら進む」分ならいいだろう(要は人にぶつからなきゃ)と、都合のいい自己解釈をしました💦

そしたらある犬を連れた女性が、仁王立ちして自分の前に立ちふさがり「下りなよ!」と強い口調で言われました。

わたしはもちろん自分がルール違反なことをやってることを知っていたので、(そんな口調で言わなくてもいいだろ、と思いながらも)下りました。

そしたら、こちらは何も言ってないのに「チッじゃねーよ」と言ってきました。

たぶん向こうは「チッ」と相手に言われかねないことを言ったので、「チッ」と言われたと錯覚したのでしょう。

わたしは「チッなんて言ってませんよ」といい、その場を歩いて立ち去りました。

今までなら、ルール違反している自分ももちろん悪いけど、「相手の言い方」にフォーカスし、腹を立て続けていたと思います。

でもやっぱり、なぜそこが自転車を下りなくてはいけなくなったのか、背景は分かりませんが、事故があったり危ないことがあったからではないかと推測できます。

「ああ、これは自分が悪かったな。そして彼女は(あんな言い方ではあったけれど)ぼくに教えてくれたんだな」と、

素直に反省し、感謝することができました

アドラー心理学では、今まで学んで身に着けてきた考え方のことを「ライフスタイル」と言います。

そしてそれらのほとんどは、子供のころに身に着けられ、歳を取れば取るほど固定されていきます。

だからこそ「自分を変える」のはとても難しいことだけど、「自分は変えられる」というのがアドラー心理学の立場です。

ぼくも自分の経験を通して、(決して楽ではないことは重々承知ですが)変えられることが分かっています。

人って誰しも、自分の言動に関しては、うまーく正当化してしまって、あたかも自分が正しいかのように思ってしまいますが、

自分が間違っていたと客観的に思ったことについては、「すみません」「申し訳なかった」と反省することで、次の行動が変わってきます。

逆にどこかで「相手が悪い。自分が正しい」と思い続けていると、変化ができないし、苦しい。

すべてがそうというわけでありませんが、基本ベースとして「自分は正しい」と自動的に自己正当化する脳みそを持ってることを前提に、

悪かったことは反省できる自分になろうと思いました^^

そしてその方がより楽に、自由に生きられるのです。

わたしの気づきと学び⓵反応してしまう人に対し、戦うのではなく、身を引けることができるようになったこと

それともう一つ、自分の行動が変わった大きな事件がありました。

この講座と並行して、わたしの人生で起きていたのは「退職」です。

会社でそりの合わないリーダーと約5年も仕事してきたのですが、とうとう限界を通り越して、退職することになっていました。

新人さんに引き継ぎし、7月末で退職することになっていました。

正直そのリーダーの悪いところは、数えられないほど挙げられるし、

彼の自分にしてきてきた仕打ちは、見ようによってはパワハラといってもいいのではないかと、個人的に思います。

その方は「地雷持ち」というか、急に感情を爆発させて、しかもその理由もあきれるほど理不尽すぎて、付いていけません。

それに対しわたしは、「やられたらやり返す」というライフスタイルと行動パターンを持っており、

「ガーっ!!」と言われたら、「ガーっ!!」と言い返す、

→しかし向こうの方が立場が上なので、結局向こうの言い分が通る

→それに対しチームのルールが決まるのだが、相手は自分が決めたルールを平気で破る(痴呆症の傾向あり)

→人にはこれでもかというくらい感情的にディスってくるのに、自分が間違えた時はへらへらして誤魔化す(もしくは謝らない)

→わたしのどこにもいけない怒りは、結局潜在意識にたまって、時々刺激されると中途半端に出てくるけど、解消されずにたまっている

を延々と繰り返していました。

そして数日前、また彼は感情を爆発させました。

それに対し、わたしの中から自分でも驚く暴言が出てきて、

「なんだ、てめー、この野郎!」

と食いかかりました。

相手はオロオロして、その場は終わりました。

わたしは自分がずっと抑え続けてきた強烈な怒りが、退職を前に抑えがきかないところまで来てしまっているんだなと、客観的に思いました。

次の日、まだ残り10日も出社日がありましたが、また彼が感情爆発をさせた時、もはや抑えることができない自分の危険を感じ、早期退職を申し出ました。

今までのパターンだったら、「やり通す」ことをよしとするライフスタイルだったので、我慢してでも続けたことと思います。

本当はたとえ相手がキレてきても、冷静にいられることが一番ですが、自分のキャパではそれができない。

なので、「押し通す」のではなく、「身を引く」という対応ができました。

これはわたしにとって大きなことだったし、今までの行動パターンを変えられたとう大きな体験となりました!

頭では「人は変えられない」「自分を変えるしかない」と分かっていても、目の前の人間関係の問題と接した時、どうしていいものか分からなくなります。

今回は、自分が変わることができた第一歩でした。

まだまだ求めるところはありますが、一歩一歩学びを深めていけれたらな、と思いました。

まとめ

今回スマイルで学んだことをまとめると、

・反省できる自分になれた

・行動パターンを変えることができた

・少しは客観的に自分を見れるようになれた

です。

その他、ここでは語れませんが、ぼく以上に変化されて、正直ビックリ&うらやましい方もいました!

とにかく積み重ねとタイミングです。

次は、8月末から始まる「カウンセラー講座」に行くか行かないか、お財布と相談中です(汗)

ありがたいことに、会社に押し出されるような形で、独立することができました。

しかし仕事が安定するまで、不安なので動けない、という考えが情動付きで浮き上がってきます。

この不安に向き合うというのもひとつの「お仕事」だし、その結果どうなるかも楽しみです。

またもし「カウンセラー講座」に行きましたら、シェアしますね^^

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